尺八の転調早見表

尺八の長さを変えて、曲を転調する、あるいは曲を転調して、長さの違う尺八に持ち替える場合の、調と長さの関係を表にまとめました。
表の上をクリックするとPDFファイルを開きます。

尺八の転調表

尺八の転調表




表の見方:表のあるセルの調(#,♭の後の数字はその臨時記号の個数です)を転調する場合、転調幅の半音の数だけ左または右に離れたセルの調に転調されます。転調後の列に対応する長さの尺八を使用すれば、転調前と実音で同じ高さの音になります。

例えば、1尺8寸管(基音D)を基準にとると(緑色の列)、臨時記号なし(ハ長調、イ短調)の曲は、長2度(半音2つ)下に移調した場合、 緑色の列の- 印のセルから左へ二つ目のセルへ移動すると♭2個の調になることが分かります。つまり1尺6寸の7孔尺八ならハ長調、イ短調の曲が♭2個の調に移調され、開放音で音階が吹けることになります。しかも、実音では転調前と同じ高さになります。

ある調の曲を7孔尺八で吹きやすい調である♭1つないし2つの調に移調するには、どの長さの尺八を使用すれば良いかがこの表では一目瞭然に分かりますね。

橙色のセルは7孔尺八で開放音だけで音階が吹ける調(♭2個)を表し、黄色はメリ音が1個の調(♭1個,♭3個)を表し、水色のセルはメリ音が2個の調(臨時記号なし、♭4個)の調を表します。青はメリ音が3個の調を表します。これくらいまでが7孔尺八で無理なく演奏可能な調ではないでしょうか。

1尺4寸から2尺1寸までの尺八で、♭2個(橙色)、♭1個または♭3個(黄色)の調に転調するのが、7孔尺八用にはお勧めです。1尺9寸が#2,3,4個の調をそれぞれ♭3,2,1へ転調できることに今回気づきました。

1尺8寸の7孔尺八に加えて1尺6寸、1尺9寸の7孔尺八があればかなりの調が守備範囲に入ります。#2個の調には1尺4寸も欲しくなりますね。

譜面を転調をするには譜面データを楽譜作成ソフトに入力して、移調機能を使って転調すると便利です。もっとも元の譜面を入力するのは大変ですが。私はPrintMusicというソフトを使っています。

カテゴリー: 尺八, 音楽
尺八の転調早見表” への1件のコメント
  1. 湊山 より:

    秦野でお目にかかった、千葉の高橋湊山です。
    あの後、8寸/6寸ともに、7孔にしました。
    「フルートのマイナスワン」の楽譜を、翻訳なしで吹けるように
    格闘しております。
    フルートでは中級程度のシリーズですが、簡単ではないですね。
    しかし、ピッチが合わないと音楽になりませんので、これはいい練習です。
    「都山ピ・タ・シ」は、「ロ・ツ・ツ」と読んだ方がいいみたいです。
    5孔で一度挫折しましたが、7孔にすると、とたんにスケールが頭に入るようになりました。
    不思議です。
    しかし、たしかに7孔でも、シャープが二つはいると厄介ですね。
    凄い表、ありがとうございました。

  2. hiro より:

    コメントありがとうございましす。私は7孔の小指の孔を少し下に下げて、キーを取り付けて、バロックフルートやモダンフルートと同じように、押さえると開放になるように改造しました。この改造をすると、小指の運指の練習のし直しになりますが、ツの大メリがはっきりした音になりますし、大甲のツが出やすくなる、長管も7孔にできるなど、メリットがたくさんあります。そのうち関連の記事を書きます。ではまたどこかでお逢いしましょう。

  3. サトキチ より:

     最近ブログの方も頑張っていますね。
    楽譜をキー入力しなくても大丈夫な物も有るようですよ。マイクでパソコンに入力すれば楽譜に成るソフトも有るみたいです。
    このソフトはそれが出来るのかな?

  4. hiro より:

    マイク入力の楽譜入力ソフトというのは知りませんが、一般的な楽譜入力編集ソフトにはキーボート入力(MIDIインタフェース経由)機能があり、キーボードで演奏できれば(ゆっくり弾いても良い)、割と簡単に入力できるようです。残念ながら私はKBは得意ではありません。
    また、MIDIデータから楽譜に変換することもできます。有名な曲のMIDIデータは探せばどこかにありダウンロードできます。ただし、演奏した通りの楽譜になるため、トリルなどはたくさんの音符で表されてしまうので、そうした部分の修正が必要になります。
    紙の楽譜をスキャンして(つまり画像データから)楽譜を認識する機能もありますが、手持ちソフトのスキャン機能は認識エラーが多く使い物にならず、がっかりしました。高価なプラグインを買えば良くなるのかもしれませんが、試していません。

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